「ダウンロード」のページにTOYSTUDIO 1.6.3.2 をアップしました。今回のバージョンアップでは、位置、回転、エイム、スケール等の拘束(コンストレイント)機能や、移動、回転、スケールの最大値/最小値制限機能を追加しました。
拘束(コンストレイント)機能について
拘束作成用のツールとして、「IKハンドル ツール」に加えて、「位置拘束 ツール」、「回転拘束 ツール」、「エイム拘束 ツール」、「スケール拘束 ツール」が追加されました。
拘束が作成されると、オブジェクト ウィンドウに以下のようなタブが追加されます。
拘束機能についてのトピックとして「18 拘束(コンストレイント)について」を追加しましたので参照してください。
IKハンドルについて
オブジェクト ウィンドウの「IK拘束」タブに「極ベクトル ターゲット」の欄が追加され、IKの極ベクトルの方向をオブジェクトで指定できるようになりました。この機能により、追加を予定していた「極ベクトル拘束」機能は不要になりました。タブの下部には「削除」ボタンが追加され、IK拘束自体が削除できるようになりました。
また、IKタイプは「自在」(既存)、「回転面」(新規)、「回転面Flex」(既存)の三種類になりました。名称の互換性の関係から、「回転面Flex」が既存のIKタイプになりますのでご注意ください。新規の「回転面」タイプは、極ベクトルの変化に対してツイスト軸方向の回転が生じ、FBX形式のRotation Plane IKと同一の動作となります。
最大値/最小値制限機能について
オブジェクト ウィンドウに「制限」タブが追加されました。3Dウィンドウにおけるオブジェクトの操作において、移動、回転、スケールの各軸方向についての制限をつけられるようになりました。例えば、オブジェクトの移動範囲を制限したり、IKにおけるジョイントの回転を制限したりなどできます。
その他
今回実装された拘束(コンストレイント)機能はFBX形式のコンストレイントと互換性があり、拡張機能のFBX入出力機能に対応しています。Autodesk FBX Converterはコンストレイントにも対応しているため、TOYSTUDIOで作成された、コンストレイントで構成されたモデルのアニメーションを再生することができます。なお、最大値/最小値制限機能についてもFBX形式での入出力に対応しています。
その他の更新内容については、バージョンアップ履歴を参照してください。