チュートリアルの「2-6 ボーンの追加」を更新し、スキニング済みのメッシュに対して、ミラー ポーズに対応するボーンを追加するようにしました。
投稿者「ピエール」のアーカイブ
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今回のバージョン アップでは、ミラー ポーズ関連のバグ修正と関連チュートリアルの更新や、アニメーション関連の機能追加などを行いました。
「ミラー ポーズ」コマンドについて
BBSの 「ミラーポーズの挙動に関する不具合?」でご報告を受けておりました不具合を正式に修正しました。トピックスの「9 ミラー ポーズについて」に 「ミラー ポーズに対応するボーン」の項目を追加し、正確にミラー ポーズを実行するためのボーン構造の条件を記載しました。
また、チュートリアルの「2-1 ボーンの作成」、「2-2 スキニング」、「2-3 ボーン アニメーション」を更新し、ミラー ポーズを正確に実行できるモデルの作成に対応しました。
(↓チュートリアルで作成のモデル)
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アニメーション関連機能について
「回転」ツール使用時の「ツール」 ウィンドウの下部に「オブジェクトのジンバル ロックを回避」チェックを追加しました。回転ツールのX、Y、Zハンドルを使ってオブジェクトを回転させるとき、ジンバル ロックを回避するかどうかを設定できるようになりました。アニメーションでオイラー角の補間を利用しない場合はOFFの方が使いやすくなります。
オブジェクト パネルの右クリック メニューの「以下を設定」のサブメニューに「回転を球面線形補間する」と「回転を球面線形補間しない」を追加しました。指定オブジェクト以下の球面線形補間設定を一括して行えるようになりました。
「FBXファイルの書き込み」等のダイアログに「アニメーションのベイク」グループを追加。その中に「球面線形補間をベイク」チェックを追加し、球面線形補間のオブジェクトのアニメーションを一定周期のオイラー角のキーで出力できるようになりました。読み込み側のソフトがオイラー角の補間にしか対応していない場合、これをONにして出力するとアニメーションにおける軸の反転などを防ぐことができます。
また、トピックスに「11 アニメーションにおける回転の補間」を追加しました。キー フレーム アニメーションにおけるオイラー角の補間および球面線形補間についての詳しい説明を記載しました。
ミラーのフリーズについて
「オブジェクト」メニューの「ミラー/再分割曲面のフリーズ」コマンドおいて、「ミラーのフリーズ」ダイアログを表示するようにしました。ミラーの中心から指定距離以内にある頂点について、フリーズの際に重複して定義しないようにできるようになりました。
このため、フリーズの際に下図のようにミラーの中心位置の頂点が左右別々に定義されることを避けることができます。
その他の更新内容については、バージョンアップ履歴を参照してください。
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今回のバージョン アップでは、主にFBXファイルの入出力機能の改良を行いました。メールでバグ報告等を色々といただきまして、誠に感謝しております。
読み込みにおける不具合の修正
まず、BBSで上がっていた 「アプリ起動後2回目以降の読み込みに失敗するFBXファイルがある。」という不具合が修正されました。これはFBXライブラリーのバグだったのですが、バグの迂回方法が分かったので修正できました。
これに関連して、ピボットと複数のアニメーションが設定されたFBXファイルにおいて、2個め以降のアニメーションのピボット変換に不具合が見つかったのですが、同様にFBXライブラリーのバグを迂回することで修正できました。
ピボット変換レート
「FBXファイルの読み込み」ダイアログに、「ピボット変換レート」の項目を追加しました。ピボットとアニメーションがセットされたFBXファイルの読み込みにおいて、ピボットはクリアーされ、関連するアニメーション キーは「ピボット変換レート」で指定されたフレームレートでリサンプリングされます。
例えば、元データのピボットの値が(10, 0, 0)である場合、ピボットをクリアーするとX軸方向の位置が変わってしまうので、アニメーション キーのX方向の移動値はこのフレームレートで変換されることになります。
法線ベクトルについて
FBX SDKのドキュメントに「ポリゴンの法線ベクトルは頂点ごとに定義すべし」との記載があり、これまでは手間をかけてその仕様に合わせていました。しかし、今回これが誤りであることが分かったので、ポリゴンの法線ベクトルを面の頂点ごとに個別に出力できるようにしました。「FBXファイルの出力」ダイアログには「法線ベクトルを共有」チェックを追加しましたので、これまでのように頂点ごとの共有された法線ベクトル(スムーズ シェーディング)を出力する場合はこれをONにします。
また、ToyStudioではポリゴンのスムーズ/フラット シェーディングを設定する場合、オブジェクトの「スムーズ角度を指定」や、「スムーズ/フラット シェード」ツールによる面/辺/頂点単位の指定を行います。今回、FBXファイルの読み込みにおいて、ポリゴンの法線ベクトルの角度からスムーズ/フラット シェーディングの状態を判別して読み込むようにしました。よって、以下のようにToyStudio側でポリゴンのスムーズ/フラット シェーディングを混在させた場合でも、FBXファイルとの相互変換において法線ベクトルの状態を維持できるようになりました。
その他の更新内容については、バージョンアップ履歴を参照してください。
東日本大震災について
東北地方太平洋沖地震では、私が住む東京都内でさえこれまで体験したことがない程揺れが激しく、建物が倒壊するのではないかという非常な恐怖に襲われました。
東日本大震災で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
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今回のバージョンアップでは、前回のバージョンアップで生じていた、マテリアルが未設定(デフォルト マテリアル使用)のポリゴン データを表示するとアプリケーションが落ちるバグを修正しました。
その他の更新内容については、バージョンアップ履歴を参照してください。
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今回バージョンアップでは、透過ポリゴン関連の描画について修正しました。「シーン設定」ダイアログの「表示」タブに、「メッシュをカメラから遠い順で描画」チェックを追加しました。これがONの場合各メッシュ オブジェクトはその原点位置がカメラから遠い順で描画され、OFFの場合オブジェクトの親子順で描画されます。
各メッシュ オブジェクト内については、「マテリアル」パネルのマテリアルの順で、各マテリアルに属するポリゴンが描画されます。
例えば、キャラクターの髪を半透明にし、手前に青い半透明メッシュ オブジェクト、奥に緑の半透明メッシュ オブジェクトを配置すると、「メッシュをカメラから遠い順で描画」チェックがONの場合、以下のように描画されます。
その他の更新内容については、バージョンアップ履歴を参照してください。
ToyStudio 1.6.1.5 をアップ
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今回バージョンアップでは、以前から要望を多くいただいていたアンチエイリアスに対応しました。特にトゥーン シェーダーの輪郭線などが綺麗に表示されるようになりました。これは、ビデオカードのフルシーン アンチエイリアス(FSAA)機能を使用しています。BMPファイルやAVIファイルの出力についても対応しています。
「表示メニュー」の一番下の「アンチエイリアス」の項目でON/OFFを設定します。ビデオカードが対応していない場合は設定できません。
「デバイス」ダイアログの「高品質のアンチエイリアスを使う」をONにすると、アンチエイリアスのサンプル数を最大8サンプルに設定できます。通常は最大4サンプルです。
その他の更新内容については、バージョンアップ履歴を参照してください。
ToyStudio 1.6.1.4 をアップ
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今回のバージョン アップでは、主にバグ修正を行いました。また、3D描画用のシェーダーのアプリへの組み込み方法を変更したので、アプリの起動時間が数分の1になりました。
その他の更新内容については、バージョンアップ履歴を参照してください。
あけましておめでとうございます。
新年あけましておめでとうございます。
去年できなかったことを、今年は色々とやって行きたいと思います。
よろしくお願いいたします。
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今回バージョンアップでは、汎用ライト機能に対応しました。デフォルトのライティング用の「デフォルト ライト」とオブジェクトの一種である「ライト オブジェクト」を利用することができます。
関連するトピックとして「10 ライトについて」を追加しました。
今回のバージョンアップではToyStudio SDKも更新されました。カメラやライトのパラメータにプラグインからアクセスできるようになり、サンプル プロジェクトの関連コードも追加されました。詳しくは、SDKのドキュメントを参照してください。
アンチエイリアスや外部レンダラー等の描画関係については今回のバージョンアップでは間に合わなかったので、次回以降に対応したいと思います。また、ご要望いただいているファイル入出力関係の機能については、次回のバージョンアップで追加できればと思っています。
<※先ほど気づいたのですが、「デバイス」ダイアログで「ハードウェア頂点処理」がOFFに設定されていると、トゥーン シェーダーの描画がおかしくなるバグが見つかりました。これも早々に対応いたします。>
その他の更新内容については、バージョンアップ履歴を参照してください。
ToyStudio 1.6.1.2 をアップ
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FBXファイル読み込み機能についてのお問い合わせなどがありましたので、前バージョンに対して、FBXファイル関連機能などを改良したマイナー バージョン アップ版を用意しました。
なお、Maya出力のFBXファイルを読み込む場合、以下の点にご注意ください。
「アプリ起動後2回目以降の読み込みに失敗するFBXファイルがある。」(ToyStudio BBS)
(追記)↑この不具合は最新版では修正されています。
その他の更新内容については、バージョンアップ履歴を参照してください。