vidroレンダラー対応

次のバージョンアップでは、拡張機能としてレンダラー連携機能を追加します。
まず最初に、国産のGI(グローバル・イルミネーション)レンダラーである『vidro』に対応します。vidroは広範な設定パラメータを持っており、ToyStudioのシーン情報を、カメラやライトも含めて忠実に反映させてレンダリングすることができます。

背景に天球光源画像をセットしてレンダリングした画像です。質感の違いがわかり易いように、服とソックスのマテリアルを完全鏡面反射にしています。vidroの出力画像は非常に高品質でレンダリングは高速であり、ひと昔前では考えられないような凄いレンダラーです。

さらに、vidroはトゥーンなどのノンフォトリアル シェーディングにも対応しています。諧調化された陰影マップに対応しているため、ToyStudioのトゥーン シェーダーの陰影マップをそのまま反映させてレンダリングできます。vidroのこういった設定パラメータに対応するソフトはToyStudioが初めてかも知れません。

現在はテストと最終調整を行っているところで、もう少しでリリースできそうです。

ToyStudio 1.6.2.9 をアップ

ダウンロード」のページにToyStudio 1.6.2.9 をアップしました。今回のバージョン アップでは、タイムライン バーの機能強化やバグ フィックスを行いました。

タイムライン バーの右クリック メニューに「次のキー」(Ctrl+→)、「手前のキー」(Ctrl+←)を追加しました。キーボードの「Shift」キーを押した状態でクリックすると、アニメーションを更新しないで現在のフレームのみを移動することができます。

また、DAEファイル、3DSファイルの入出力機能で、テクスチャ ファイルのパスが正常に入出力できなくなっていた不具合を修正しました。

その他の更新内容については、バージョンアップ履歴を参照してください。

ToyStudio 1.6.2.8 をアップ

ダウンロード」のページにToyStudio 1.6.2.8 をアップしました。今回のバージョン アップでは、オブジェクト パネルやタイムライン バー、グラフ ウィンドウ等の機能強化を行いました。

オブジェクト パネルでボーンのツリー内の位置を変更する場合、これまではスキニングが解除されていましたが、新バージョンからは、同一階層(親が同じ)であればスキニングを維持できるようになりました。

タイムライン バーのタイムラインには、これまではアニメーション全体のアニメーション キーが表示されていましたが、新バージョンからは、現在選択されている対象(オブジェクト等)のキーのみを表示するようになりました。これはグラフ ウィンドウと同様の表示方法になります。

タイムライン バーに右クリック メニューが追加され、「キーの編集」コマンドとして、「セット」、「切り取り」、「コピー」、「貼り付け」、「削除」、「すべて削除」、「アニメーション全体のキーを削除」が追加されました。ショートカット キーにも対応しましたので、タイムライン上でキーの編集ができるようになりました。

タイムライン バーの右クリック メニューに「キーの表示」コマンドとして、「オブジェクト」、「サウンド」、「シーン」、「すべて」の表示コマンドが追加されました。Shift(追加)、Ctrl(反転)キーの同時押しにも対応しましたので、タイムライン上でアニメーション キーの表示項目が設定できるようになった。

グラフ ウィンドウでアニメーション キーの編集や削除などを行った際に、左側のツリー ペインがデフォルトの表示状態にリセットされないようになりました。

その他の更新内容については、バージョンアップ履歴を参照してください。

ToyStudio 1.6.2.7 をアップ

ダウンロード」のページにToyStudio 1.6.2.7 をアップしました。今回のバージョン アップでは、アニメーション キーの編集機能などを強化しました。

グラフ ウィンドウの「キー」メニューに「スケーリング」コマンドを追加しました。Xの範囲指定や、中心とスケールの値でアニメーション キーをスケーリングできるようになりました。

グラフ ウィンドウの下部の「キーセット」ボタンで、X、Y個別の「絶対」値を複数のキーにセットできるようになりました。これにより、以下のように複数のキーのフレーム番号をまとめて「絶対」値でセットできるようになりました。

「MQOファイルの書き込み」ダイアログに「重複しないオブジェクト名に修正」オプションを追加しました。MQOファイルではオブジェクト名がユニークである必要がありますが、このオプションをONにすれば、重複しないユニークなオブジェクト名で出力されます。

また、POSE STUDIOの可動モデル用FBXファイル作成についてのチュートリアルとして、「トピック15 POSE STUDIO用FBXファイルの作成」を追加しました。

その他の更新内容については、バージョンアップ履歴を参照してください。

Perfume GLOBAL SITE のBVHファイルの読み込みについて

Perfume GLOBAL SITE では、Perfumeのダンス モーションのBVHファイルがサウンドと共に公開されています。VICONでキャプチャーされたものだと思いますが、サウンドと同期した3人のダンス フォーメーションが40フレーム/秒で収録されており、感動モノのデータです。

ToyStudioで読み込む場合、「ファイル」メニューの「シーンにインポート」で3人分のBVHファイルを読み込み、2、3個目のアニメーションでグラフ ウィンドウの「キー選択」ボタンで全範囲を選択して「切り取り」、1個目のアニメーションでボーンに「貼り付け」すれば同一のアニメーションにマージできます。

後は、チュートリアルの「2-5 BVHファイルの読み込み」の方法でポリゴン モデルの位置を調整します。両足のボーンの長さにあわせてモデルの大きさを調整すれば、足のモーションの接地がずれにくくなります。

サウンドはOGGファイルに変換して読み込めば、タイムライン バーでシークができるので便利です。

16-BIT【Perfume GLOBAL SITE のモーションでダンス】(制作方法が掲載されています。)

ToyStudio 1.6.2.6 をアップ

ダウンロード」のページにToyStudio 1.6.2.6 をアップしました。今回のバージョン アップでは、ポーズと選択セットの作成機能などを追加しました。

ポーズ機能では、オブジェクトやボーンのポーズを登録しておくことで、一発でキャラクターの姿勢や表情などを設定することができるようになりました。

選択セット機能では、ポリゴンやオブジェクトの選択状態を登録しておくことで、一発で対象図形を選択できるようになりました。「Shift」キーで選択の追加、「Ctrl」キーで選択の反転も可能です。

ポーズと選択セットに関連するトピックとして、「14 ポーズと選択セットの作成」を追加しました。

グラフ ウィンドウのグラフでは現在のフレームを示す縦線が表示されるようになりました。

FBXファイルの書き込みでは、以下のオプションが追加されました。また、FBXファイルの読み込みにおいて、NURBSカーブはヌルではなくメッシュのポリラインとして読み込まれるようになりました。

Xファイルの書き込みでは、アニメーションを出力するかどうかが選択できるようになりました。

その他の更新内容については、バージョンアップ履歴を参照してください。

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

今年も、ToyStudioの改良や機能強化になおいっそう努めて参りたいと思います。

地味ながら実用的な編集機能をおさえながらも、他のCGツールやゲーム ミドルウェアとの連携機能をさらに強化していきたいと思っています。

Unityに代表されるように、個人や少人数のグループでもゲーム開発が可能なミドルウェア環境がすでに整ってきています。

さらに、PlayStation Suite SDKにおいては、コンシューマー ゲーム機用のゲーム開発や販売が、とうとう個人でも可能になります。

このような環境になってくると、3DCGツールにおいては、複雑で冗長な機能を持つものよりも、直感的でデータ構造に直結したものが必要になって来ると思います。

ToyStudioはそういった必要性に応えていきたいと思っています。

今年もよろしくお願いいたします。

ToyStudio 1.6.2.5 をアップ

ダウンロード」のページにToyStudio 1.6.2.5 をアップしました。今回のバージョン アップでは、メッシュをポリゴン単位で非表示にする機能等を追加しました。

メイン ツールバーの「ポリゴン非表示」ツールを選択すると、

3Dウィンドウ上でクリックしたポリゴンを非表示にできます。

ポリゴンを選択しておいて、「ポリゴン」メニューの「ポリゴンを非表示にする」をクリックすることで非表示にすることもできます。

また、これらの機能により、ボーンのウェイト ペイントにおいて、不要なポリゴンを非表示にしてペイントできるようになりました。関連するチュートリアル「2-2 スキニング」に「複雑な形状のペイントについて」の項目を追加しました。

※なお、オブジェクトやポリゴンの選択を登録して再利用する「選択セット」機能を近いうちに追加しようと思っています。「選択セット」とポリゴンの非表示を組み合わせればさらに使いやすくなると思います。

その他の更新内容については、バージョンアップ履歴を参照してください。